2005年 09月 12日
ABU・アンバサダーと聞くと懐かしいようなワクワクするような不思議な気持ちになる。 小学生の頃だったか、開高 健の「フィッシュ・オン」を読んで始めて出会ったその言葉。 ただ憧れでしかなかったあの北欧製の金属の塊は 今手元に並び 息を潜めて出番を待っている。 それにしてもこのシンプルで飾り気の無いリールが どうしてこうも私の心を捕らえて離さないのか。 ブランドや知名度、それを培ってきた長い歴史など、そういってしまえばそれまでだが なぜそれがこれほどまでにありがたいと感じられるのだろうか。 言葉としては簡単に言えるそれらの要素の中には人が本能的に求めている 本質的な何かがあり それを心は敏感に感じ取っているのだと思う。 「時間」のようなものだろうか。 それとも「名誉」? 新しいリールがスペックでアブをはるかに上回ったとしても 欲しいと思えないのはそこに理由がある。 私にとっては小学生時代からの憧れ・想いがABUにはこめられているのだから。 バス釣りという文化が皆無に近いこの地では 残念ながら彼らの出番が来ることはないだろう。 彼らには申し訳ないがもうしばらく待ってもらうこととしよう。 その分、ルアー達と一緒に子供達に夢を見せてあげる役目を担ってもらおうと思っている。 いつかは子供達の手で彼らが活躍する日がやってくるかもしれない。 実際のところ 夢を見てばかりなのはいまのところ子供達より親だったりするのだが・・・
by paranoia1970
| 2005-09-12 23:25
| ルアー
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